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腰痛ケア

介護現場における腰痛の現状

4日以上の休業を要する職業病の6割以上を腰痛が占めていることをご存知でしょうか?

 

さらに職業別で見ると、介護職を含む「保健衛生業」が全体の30%を占め、商業・金融・広告業の19%、製造業の15%を上回って最多という結果になっており、年々増加傾向にあります。

 

腰痛になる原因はいくつかありますが、その中でも「同じ姿勢を続ける(特に前屈姿勢)」「重いものを持ち上げる」の2つが特に腰痛に繋がりやすい原因となります。

介護スタッフのみなさまの場合、食事や入浴介助の際に前屈姿勢を長時間続けたり、ご利用者様をベッドから車イスへ移乗介助されることが多いと思います。特に入浴介助の際には、かがんで体を支える必要があるため、腰に負担がかかります。中腰の姿勢から急に動きを変えようとすると腰痛が発生しやすくなります。

長時間の介護業務を行っていたり、体格差のあるご利用者様を支えることが多い場合、腰への負担がどんどん蓄積されていきますので、腰痛になる可能性が高くなります。

実際に介護職では約3人に1人が腰痛を患っているといわれています。

 

1.作業姿勢に気をつける

①ご利用者様を抱きかかえたりする場面では
・立位からベッド上にいる人を抱えあげる場合には、片足を少し前に出し、膝を曲げてしゃがむように抱え、この姿勢から膝を伸ばすようにすることによって抱えあげる
・両膝を伸ばしたまま上体を下方に曲げる姿勢を取らない
・ご利用者様の抱きかかえなどは複数の介護スタッフさんで対応する
・リフトなどの福祉機器を活用する

②立った状態で抱え、体の前方で保持する場面では
・できるだけ身体の近くで支え、腰の高さより上に持ち上げない
・背筋を伸ばしたり、身体を後に反らしたりしない

③食事介助を行う場面では
・ベッドに横座りしての介助は避け、イスに座ってご利用者様の正面に向くか、ベッド上でいわゆる膝まくらの姿勢を取る、ただし同一の姿勢を長く続けない

2.腰痛予防の体操をする

(参考)厚生労働省 「安全衛生対策2013」「職場における腰痛予防対策指針及び解説」

3.グッズを活用する

骨盤を正しい位置に保つ骨盤ベルトや、腰をサポートする腰痛ベルト(コルセット)などのグッズを活用することで、腰痛の症状を和らげます

 

腰痛は一度なってしまうと治りづらい病気です。
完治するのはわずか10%とも言われていますので、腰痛になる前の予防が非常に重要です。

 

 


 
 

 

 
 

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