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手洗い・手指消毒特集


 

感染対策には手洗いが基本といわれていますが、なぜでしょうか?

感染経路には大きく分けて3種類あります。

空気中を漂う微細な粒子(飛沫核)を吸い込むことにより感染する「空気感染」、咳やくしゃみで飛び散ったしぶき(飛沫)を吸い込むことにより感染する「飛沫感染」、感染者(源)に直接接触して感染する「接触感染」です。

なかでも、人が病気にかかってしまう原因の多くは、手に付着した病原微生物(細菌・ウイルスなど)が物に付着し、そこからまた手を介して、鼻や口、目から体内に入ってしまうことです。

多くの病原微生物は、電車のつり革・手すり・ドアノブなどを介して手から手へと拡がり、それが感染拡大のきっかけとなります。(間接接触感染)

つまり、手は見た目に汚れていなくても、病原微生物が付着している可能性があるため、石けんと流水を用いてきれいに洗い流す習慣をつけることが、感染対策の基本であり、最も重要な手段 といえます。

 

手洗いの種類 

手洗いには2つの種類があります。

石けんと流水による手洗いの「スクラブ法」と、アルコールによる手洗いの「ラビング法」です。


手指衛生ガイドライン 

【医療現場における手指衛生ガイドライン(CDC 2002)】では、「手指が目に見えて汚れていない場合は、速乾性アルコール製剤によるラビング法」、「手指が目に見えて汚れている場合は、石けんと流水によるスクラブ法」が適しているとしています。

このように、手指衛生についての考え方は、従来の「石けん+流水」を重視する内容から、アルコール製剤を大変重視する内容に変わってきています!

アルコール手指消毒剤の効果 

アルコール手指消毒剤と石けんとの殺菌力を比較した試験では、アルコールの消毒効果は高く、石鹸手洗いよりも細菌数をすばやく減少させる事ができる という結果が出ています。

 

 

1.手洗い方法を選ぶ

・手が見た目に 汚れている場合 → 石けん+流水 で手洗いを行う。

・手が見た目に 汚れていない場合 → アルコール で手洗いを行う。

 
 石けん を用いた手洗いのポイント 

◆ ためた水を使用せず、流水で洗うこと

◆ 液体石けんを用いて、継ぎ足し使用をしないこと

ペーパータオルを用いて、しっかりと水分を拭き取ること

少なくとも15秒以上かけて洗い残しのない様に洗うこと

 
 
 アルコール を用いた手洗いのポイント 

◆ 流水での手洗いの後に使用する場合は、水分をふき取ってから使用すること

十分な量のアルコールを使用すること

15秒以上かけて乾燥するまでしっかりとすり込むこと

 

 

2.手洗いの手順

 

3.手洗いミスの発生しやすい場所

 

4.アルコール製剤は必要量を使用する!

アルコール製剤の必要量は、液剤では3mL、ゲル剤では2mL以上となっています!

アルコール製剤を使用しても、必要量(2~3mL)使用しなければ効果は不十分ですので、しっかり必要量を使用しましょう!

 

 

荒れた手は、健康な皮膚の手に比べ、1000倍近く付着菌数が増えるといわれています。

このように、消毒で手の細菌を減らしても、手が荒れているとまたすぐに細菌が増殖してしまいます。

手荒れは、手洗いを無効にしてしまうのです!

手荒れを起こさないために 

◆ 石けんの成分は、十分な水で完全に洗い流す

◆ 水分をよく拭き取り、完全に乾燥させる

◆ 手洗い方法を選ぶ → アルコール製剤の方が、石けんより手荒れを起こしにくい

◆ 刺激性の低い製品を使う

手荒れしてしまったら 

◆ 手荒れがある場合は手袋を使用する

◆ 保湿剤を使用する